週刊ドル円見通し|ファンダ×戦略

今週の円相場見通し:インフレと輸出、日銀が探す黄金の中間点

インフレ鈍化が日銀の判断を難しくしている。
政府からの圧力再燃リスク。
東京はドル円の大幅変動を望まず。
ドル円は150.7〜151/152.2突破の成否が。

週間ファンダメンタルズ

石破首相は日銀に指示を出した後、「最終的な判断は独立して行え」とも発言しました。
問題は、日銀自身がどの道を選ぶべきか迷っているように見える点です。

インフレ鈍化と政策ジレンマ
9月のCPIは2.8% → 2.4%に減速。
10月の東京CPIは1.7%予想と、2%目標割れが視野に。
この流れだと、金融引き締めを続ければ物価下押しリスクが強まる一方、円安を放置すればインフレが再加速。
まさに“出口戦略の難しさ”が露呈しています。

政治と介入リスク

10月27日の衆院選を前に、自民党支持率は落ち込み気味。
過去1年間で約1,000億ドルの為替介入が実施されたと噂され、東京は一方的な円安は望んでいません。

輸出は9月にマイナス成長(2021年2月以来の悪化)。
円高は企業収益に打撃、円安は生活コストに打撃。政治は日銀への圧力を強めざるを得ない状況にあります。

外部要因

夏場の円高は為替介入+利上げ+FRB緩和期待がトリオで効いた結果。
いまはFRB緩和期待の後退+トランプ要因によるドル高が再びドル円を押し上げています。

トレード戦略

焦点は150.7〜151/152.2の抵抗帯突破の可否です。
シナリオ1(上抜け成功)
ドル円は158〜160円台を再び試すリスク増大。
上昇余地はあるが、政府・日銀の介入リスクも急上昇。

シナリオ2(跳ね返される)
抵抗帯で反落すれば、ショートが有効。
利確ターゲットはまず148.8 → 147.9。

ロング勢は150.7〜152手前で利確調整を意識。
ショート狙いは反落のサインを確認してからエントリー。

まとめ

日銀は“円安=インフレ加速”と利上げ=輸出打撃”の板挟み。
政局不安や選挙前という事情もあり、政府圧力と介入リスクが再浮上。
ドル円は150.7〜152.2の抵抗帯が分岐点。突破なら160円視野、反落なら戻り売りで。

— 今週も、無理せず冷静に相場と向き合いましょう。ではでは。