今週の円相場見通し:
ドルの信認低下と米景気後退懸念で円買い優勢、ドル円は144.8割れに注目
結論
投資家は円を安全資産として積極的に買い増し。
米国債利回り急落が円を支える要因に。
米国の対日関税問題で東京の立場は厳しく、交渉は難航。
ドル円は144.8割れならショート戦略、ターゲットは140円台へ。

週間ファンダメンタルズ
トランプ政権による関税導入は、世界市場に大きな波紋を広げています。
当初よりも広範囲な内容となり、投資家心理は冷え込み、リスク回避の円買いが強まる展開になっています。
さらに、米国経済の“例外性”への信頼が失われ、ドルは安全資産としての地位を低下。
結果的に、投資家は円に資金をシフトし、ドル円は下落基調に入りました。
日本の賃金上昇と日銀の対応
日本では名目賃金が1.8% → 3.1%に急上昇。
これは日銀にとって利上げ再開を意識させる材料です。
ただし、デリバティブ市場はトランプ政権の政策リスクを警戒し、利上げ時期予想を「5月」から「9月」に後ろ倒ししました。
一方で、24%関税は2025年末までにGDPを0.5%押し下げ、輸出25%減少を招く可能性があるとのこと。
これは石破政権にとっても重い課題です。
米国経済リスクと市場の反応
米国債利回りの急落はリセッション接近シグナルとされ、ドル円の下落圧力を強めています。
加えて、日経平均を含む世界株式指数が調整局面に入り、リスク回避の流れが加速。
円はドルに代わる安全資産として改めて買われています。
トレード戦略
基本戦略:150.7からのショートは継続。
144.8割れで追加ショートを検討。
利確目安:143.0 → 141.5 → 140.0。
代替シナリオ:146.8を明確に超えた場合はロングヘッジを考慮。
その際の利確水準は148.4/149.3/149.7。
まとめ
米関税と米国経済の減速懸念でドルの信認が低下し、円は安全資産として買われている。
日本国内では賃金上昇が利上げ期待を支えるが、景気減速リスクも日銀の判断を縛る。
ドル円は下落トレンドが優勢。
144.8割れなら売り増し、140円台をターゲットにする戦略が有効に見える。
— 今週も無理なく、戻りを待って売り戦略を積み上げていきたいところです。
ではでは。