週間ドル円見通し:
日銀は0.25%据え置き、政治リスクで動けず?
結論
日銀は政策金利を0.25%で据え置き。
植田総裁は「3月まではこの水準を維持」と発言。
金融政策よりも政治が日銀の判断に影響か。
ドル円は155.45、155、154.5円での押し目買いが有効。

週間ファンダメンタルズ見通し
「信頼は築くのは難しく、失うのは簡単」という言葉があります。
今回の日銀の対応もまさにそれを表していました。
市場ではインフレ率が11月に2.3%から2.7%に上昇し、景気も堅調な中で「利上げ継続が妥当」との声が強まっていました。
実際、エコノミストの85%が「今が金融引き締めを続ける好機」と見ていたのです。
しかし植田総裁は慎重姿勢を崩さず、「3月までは様子見」と示唆。
この発言でドル円は急反発しました。
背景には、トランプ新政権の政策や春闘の賃上げ動向を見極めたいとの思惑があります。
政治リスクの影響
本来であれば物価安定を最優先にすべき日銀ですが、今回は政治要因が強く絡んでいる可能性があります。
総選挙で与党が過半数を割り込み、連立相手が「低金利維持」を要求していることから、日銀も動きにくい状況です。
こうした姿勢は「日銀の信頼性低下」につながりかねません。
投機筋もこれを受けて円を売り越しており、7月以来の空売りポジション増加が記録されています。
トレード戦略
一方で米国サイドでは、11月のPCEが前月比+0.1%と低調で、FRBは利下げ姿勢を継続中。
これによりドル円の上昇にはブレーキがかかっています。
とはいえ、日銀の慎重姿勢と「トランプ・トレード」が再燃すれば、円高が行き過ぎるリスクもあります。
したがって、155.45円・155円・154.5円での押し目買い戦略が有効と考えます。
すでに150.8円からのロングを保有している方は、ポジションを積み増してもよさそうです。
👉 結論として、日銀の慎重姿勢は円の強材料を打ち消し、ドル円は下値を探りながらもロング優勢の展開を続けそうです。