週刊ドル円見通し|ファンダ×戦略

今週の円相場見通し:
USD/JPYはレンジのなかで膠着。
ファンダメンタルズは強気だが、日銀(政府)による介入リスクが上値を抑える構図。

今週は米CPI・PPI、ECB理事会、そして中東情勢が主なドライバー。

日本側のスタンスが軟化しない限り、短期は「戻り売り優先」。
152手前での失速が続くなら、上値追いの妙味は限定的。


週間ファンダメンタルズ

米インフレ指標:
CPI(水)/PPI(木):いずれも+0.3%前後が想定レンジ。
コアが上振れなら利下げ観測は後退し、金利差拡大でドル高・円安に傾きやすい。
下振れならフロントエンド主導で米金利低下→USD/JPYの重し。

ECB理事会(木):
据え置き見通し。
ただし早期利下げの示唆が強まればユーロ安→ドル高の波及で円も弱含みやすい。

介入リスク:
152近辺の上抜けは「大幅上値」への扉だが、当局のけん制・介入観測が濃く、ブレイク後も上昇の伸びは抑制されやすい。

地政学:
中東の緊張が沈静化→リスク選好・ドル堅調でUSD/JPY上向き。
エスカレート→円キャリー解消で急速な円高が発生し得る。

トレード戦略

基本方針:戻り売り>押し目買い。

152手前の戻りで失速するパターンを優先し、ショートはヘッドライン・介入警戒を前提に短期回転。

重要水準:
レジスタンス:152直下。
ここを明確に超えても、介入ヘッドラインで上値が伸びにくい想定。

サポート:151.50/151.20/150.80/150.27。
厚めの支持帯は149.58–149.00。

シナリオ分岐:
CPI・PPI上振れ:152トライ→フェイク上抜けの可能性も。
上抜け直後は追随より、押し戻し確認後の売り直しを検討。

下振れ:米金利低下で戻り売りが機能。
151.50割れで下値テスト加速、149円台の支持帯を視野。

地政学悪化:急落・ギャップに備え、ポジションサイズ縮小と指値・逆指値の外側設定を徹底。

リスク管理:当局ヘッドラインは秒で数百pips動くリスク。
イベント前後はスリッページ前提、指標直後の成行追随は回避し、1本足~5分足の落ち着き待ちでエントリー精度を優先。

まとめ

相場は「強気ファンダ vs. 介入リスク」の綱引きでレンジ継続。

テクニカルは152直下で頭打ち、下は151.50→151.20→150.80→150.27、厚い支持は149.58–149.00。

米CPI/PPIとECBが今週の軸だが、ブレイクを狙うよりフェイクやヘッドラインに備えた戻り売り戦略が合理的。

日本政府の姿勢が軟化しない限り、上抜けのリスクリワードは限定的とみる。