週刊ドル円見通し|ファンダ×戦略

今週の円相場見通し:
先週は米インフレ指標(CPI・PPI)上振れ後の流れを引き継ぎ、金利差意識でドル円は150円台を維持。

今週は米Q4・GDP改定(2/28)と1月PCEデフレーター(2/29)がヤマ場。

PCEの月次は「総合+0.3%、コア+0.4%」の見通しが広がり、粘着的なサービス価格が意識されやすい構図です(実績値は同日朝のBEAで確定)。

一方、日本は1月全国CPI(2/27)が注目。
コアは前年比+2.0%と目標圏にとどまる見込みで、早期の大幅引き締め観測は限定的。

総じて、米指標次第で150円台前半~後半のレンジ上限を試す地合いが続きやすい。


週間ファンダメンタルズ

米国:成長と物価の再確認

Q4・GDP改定(2/28):年率+3.2%へ小幅下方修正(改定値)。
需要の底堅さが確認されれば金利の下支え要因に。

1月PCEデフレーター(2/29):総合+0.3%、コア+0.4%と発表(前月比)。
サービス主導の強さが出ればフロントエンド金利上昇→ドル堅調に。

日本:インフレは目標圏だが勢いは鈍化気味

1月全国CPI(2/27):コア+2.0%。
物価は目標圏ながら伸びのモメンタムは落ち着き、日銀の性急な追加利上げ観測は抑制。

ドル円は150円近辺での滞留が続く。
一段高のカタリストは米PCE。
一方、当局の牽制ヘッドラインには引き続き注意。

トレード戦略

基本方針:イベント前はレンジ回転、イベント後は方向追随。

レンジ想定と水準感

上値:150.50~151.00が当面の抵抗帯(心理・ヘッドライン感応度が高いゾーン)。
下値:149.50/149.00に初層サポート。

米データ弱ければ148.50–148.20の厚い支持まで視野。

シナリオ分岐

PCEが強め(コア0.4%超のニュアンス):金利上振れで151.00トライ。
初動はフェイク注意、確定足で定着確認後に順張り。

PCEが弱め(コア0.2–0.3%など):149円台へ押し戻し。
149.50→149.00での反発確認までは戻り売りが機能。

実務面:指標直後の成行はスリッページが大きい前提で、ストップは節目の外側。
分割エントリー/分割利食い、1~5分足の落ち着き待ちを徹底。

まとめ

米成長と物価の“再確認ウィーク”。
GDP改定→PCEの順で金利とドルに反応が出やすく、150円台中心のレンジ上限試しがメインシナリオ。

日本の1月CPIは目標圏維持ながら勢いはやや鈍化で、単独の円高材料には乏しい。

上は150.50~151.00、下は149.50/149.00を軸に、イベント後の方向性定着を待って素直に追随したい。