週刊ドル円見通し|ファンダ×戦略

今週の円相場見通し:日銀が9月会合で“曖昧にした”こと/ドル円トレードプラン

日銀は米景気とFRBを強く意識。
利上げペースの遅さが円に重石。
自民党総裁選(首相人事)が日銀の自由度を縛る。
ドル円は戻り売りで145/146.1/147.3が候補帯。
週間ファンダメンタルズ

9月の日銀会合で市場が一番気にしたのは、「何を決めたか」よりも「何をあえて言わなかったか」でした。

次の利上げのタイミング:インフレが加速(8月CPIは2.8%→3.0%)しても、日銀は「当面据え置き」。
投資家が期待した10月利上げ観測は後退→12月以降へシフトしました。

政治との距離感:9月27日の自民党総裁選で新首相が決まるため、日銀は「政策判断と政局のリンク」を一切語らず。
裏を返せば、政治日程を気にして慎重姿勢を強めている印象です。

インフレ評価の言い回し:表向きは「一部で減速」と述べつつ、実際には物価上昇が加速中。
ここでも強気に踏み込まず、裁量を残す形に。

こうした曖昧戦略の背景

上田総裁は「米景気のハードランディングリスク」に強い警戒を示しています。
米国が減速すれば米金利が低下し、ドル円は自然と下押しされる可能性あり。
つまり外部要因で円高になり得る局面では、日銀が慌てて利上げする必要はないということです。

一方で、インフレ実績は上振れ中。円高要因と円安要因がせめぎ合うなか、判断を先送りしたのが9月会合の実像と言えそうです。

トレード戦略
現状は「戻り売り」目線が基本。

売り上がりポイント:
145円
146.1円
147.3円
(それぞれで小口ずつ分割ショートを積み上げるイメージ)

利食いターゲット:
144.2円
143.5円

無効化シナリオ:
米インフレ再加速や米金利再上昇で148円台を定着突破した場合は、戻り売り戦略をいったん撤退。
上値は149〜150円方向を見直す。

運用メモ:
イベント(米CPIや総裁選)前はポジション軽め。
フェイクの上下ヒゲはつきものなので、分割エントリー&分割利確が安心。

まとめ
日銀は9月会合で「利上げ時期」「インフレ評価」「政治との距離」をあえて曖昧にした。

政局不透明感と米景気リスクがあるため、“打ち急がない”姿勢を強調。
ドル円は戻り売り戦略が基本。145/146.1/147.3円の戻りは売り場として意識。

— 今週も無理せず、淡々といきましょう。ではでは。