今週の円相場見通し:石破新首相のタカ派色とドル円の行方

石破茂氏が新たな自民党総裁に就任。タカ派的な見方が注目点。
ただし日銀は急がず、翌日物金利は当面0.25%のまま。
臨時国会や解散総選挙の可能性が円の動きを鈍らせる要因。
トレード戦略:146.1での戻り売りをキープ、米雇用統計次第では利確&ドテンロングも。
週間ファンダメンタルズ
市場は当初、高市早苗氏が自民党を率いると見ていました。
高市氏は「日銀の利上げは誤りだった」と主張しており、彼女が勝てば円安を容認するシナリオも想定されていました。
しかしフタを開ければ、新首相はタカ派で知られる石破茂氏。この結果が伝わると、投資家は「ドル円は上がったところを売る」戦略にシフトし、146.1での戻り売りが活発化しました。

一方で、日銀の上田総裁は引き続き慎重姿勢を維持。輸入物価上昇は「円高の影響による一時的な要因」であり、正常化ペースを急ぐ理由はないとの立場です。投資家が期待していた10月利上げ観測は後退し、12月以降にずれ込む見通しへ。
さらに石破首相は「当面は緩和的政策を維持すべき」と発言。
10月に臨時国会・解散総選挙の可能性を口にしたことで、ドル円ベア派の勢いを冷ます要素にもなっています。
相場を動かしたのは2つ。
米国リセッション懸念での米債利回り上昇。
「高市勝利」シナリオに過剰に傾いた投資家心理。
後者はすでに織り込み済みとなり、現在は再び米国経済指標とFRBの動向に注目が戻っています。
特に米雇用の弱さが際立てば、11月に50bp利下げの可能性が意識され、ドル安=ドル円下落につながりやすいでしょう。
逆に雇用統計が堅調なら、ドル円は再び買い戻されます。
トレード戦略
現状を踏まえると、戦略はシンプルです。
146.1でのショートは継続。利下げ観測が強まるまで持ち越し可。
利食い目標:144.5 → 143.7(段階的に分割利確)
シナリオ転換:米雇用統計が市場予想を上回る強さなら、
ショートは一旦クローズ。
146.5上抜けでロングにドテンし、148〜149方向を狙う展開へ。
イベントリスク前はポジションサイズを小さくし、雇用統計の一撃に振らされない設計が肝心です。
まとめ
石破新首相の登場で「日銀は正常化を続けやすい」という見方が浮上。
ただし、日銀自体は急がず慎重姿勢を継続。政局リスクも円の足かせ。
戦略は146.1戻り売りキープ。米雇用統計が分岐点で、強ければロングに切り替え。
— 今週も無理せず、冷静にいきましょう。ではでは。