今週の円相場見通し:円が再び“ファンディング通貨”へ?/ドル円トレードプラン

政府は「経済は利上げに耐えられない」と慎重姿勢。
円は再びキャリートレードの資金通貨に戻る可能性。
米経済指標の強さがドルを支える構図。
戦略メモ:ドル円は147.35円までの押し目でロングが狙い目。

週間ファンダメンタルズ
新首相・石破茂氏の発言がヘッジファンドを揺さぶりました。
「日本経済は利上げに耐えられない」との見解を示したことで、ドル円は急騰。
8月以来初めて、投機筋のドル円ロングが裏切られた格好となりました。
12月利上げ観測は29%→22%へ低下
12カ月以内の利上げ確率も87%→78%へ低下
上田総裁も首相との会談後、「政策調整の時間はある」とコメント。
赤沢経済再生担当相も「日銀の政策は政府のデフレ脱却目標と整合的であるべき」と述べ、政府と日銀の温度感のズレが意識されています。
もしこのまま利上げが遠のけば、円は再びキャリートレードの調達通貨に逆戻り。
1〜6月に円がG10通貨の“最弱通貨”と呼ばれた構図が再現されかねません。
一方で、米経済は強さを見せています。
9月の米雇用は+25.4万人と加速。
11月の50bp利下げ観測はほぼ消化され、逆に「利下げ休止」の議論が浮上。
RBCやみずほ証券は「ドル円150〜155円シナリオ」を予想しており、説得力を増してきています。
ただし、米インフレは9月に前年比2.3%へ鈍化。
ここで一段と物価が落ち着くなら、再びドル円ベア派に風が吹くかもしれません。
つまり、強い米指標 → ドル円上昇/弱い米指標 → ドル円反落というシナリオ分岐が続きそうです。
トレード戦略
現状は押し目買い戦略が優位です。
基本戦略:
押し目の147.35円でロングエントリー。
既にロングを持っている場合は、この水準で追加ポジションも検討可。
利食いターゲット:
149円 → 150.5円(分割で利確)
リスク管理:
米指標が予想を下回る弱さなら146.8割れでストップ。
CPI鈍化や景気後退観測が強まる場合はショートに切り替えも柔軟に。
まとめ
日銀が利上げを年内に実施しなければ、円は再び“売られる通貨”へ。
米指標が強ければドル円は150円突破シナリオが濃厚。
戦略はシンプルに、147.35円での押し目買い。
ただし、指標で流れが変わる可能性もあるため、分割エントリー&分割利確で慎重に。
— 今週も、無理せずコツコツいきましょう。ではでは。