日本円 テクニカル見通し:USD/JPY 週間トレードレベル
円は2週続落から反発。
5月の上昇は6月月初で一服し、月初レンジが形成中。
来週の米CPI、FOMC、日銀会合を前に、週足・日足ともに分岐点へ。
主要レベル
レジスタンス:157.31、158.45、160.40
サポート:154.79、153.60、151.94–152.59
週末のNY引け前でUSD/JPYは156.74近辺。
今週は0.46%安だが、米NFPの強い結果を受けて週末にドル買いが入り下げ幅を圧縮。
6月の月初レンジが固まりつつあり、来週のFOMCと米インフレ指標が方向感を決めにいく展開。
テクニカル概況:
5月上昇トレンドの末端で転換の可能性を警戒してきたが、ブレイク後の下押しは高値から約2%にとどまり、その後は2日間のレンジ内で推移。
直近はこの週内レンジの上放れ・下放れが焦点。
より大きな視点では、4月29日の週足リバーサル(151.86–160.21)のレンジ離脱が中期ガイダンスを与える。
レンジ内にある限り、上昇バイアスは残しつつも脆弱。
日足では、6月の月初レンジがオープン基準値157.31の手前で形成。
ここを上抜け・クローズできれば、年内の高値終値158.45、さらに年初来高値/1990年高値圏160.21/40が射程。
下値は、5月上昇の50%戻し154.79、その下に153.60。
このゾーンで下げ止まる限り、上方向シナリオは温存。
より重要な支持は2022年高値と昨年12月上昇の38.2%押しが重なる151.94–152.59で、ここを割れると強気シナリオは失効。
結論:
USD/JPYはコンソリデーション内で月初レンジを描き、短期のガイダンスはブレイク待ち。
テクニカルは建設的だが、日銀の為替介入リスクは高い。
焦点は水準そのものよりも上昇スピード。
ストップの調整は慎重に。
12月起点の上昇トレンド継続を前提とするなら、今週安値維持が条件。
米10年債利回り:
4.27–4.32のサポート帯(52週移動平均、1998年安値終値、2000年下落の61.8%戻しが重なるゾーン)で下げ止まり、安値からは約3.4%反発。
USD/JPYとの相関を踏まえ、来週はこの戻りの持続に注目。
月初レンジが明確化してきた。
来週は米CPI公表、続いてFOMCと日銀金融政策決定会合。
利下げ観測の織り直しが起きやすく、ヘッドラインに対する感応度が高い地合い。
週足クローズが短期の方向性を示す見通し。
今週の円相場見通し
イベント前のレンジワークが基本。
157.31の攻防が焦点で、上抜けなら158.45→160.21/40が順次ターゲット。
一方、154.79割れが定着すると153.60のテストが視野。
米金利は重要サポートから持ち直し、ドルの下支え要因。
介入警戒は継続で、急伸局面では上値追いが鈍りやすい。
週間ファンダメンタルズ
米雇用:NFPの強さでドル買いが入る場面。
景気の底堅さが金利・ドルの下支え。
米金利:10年債はテクニカルサポート帯で反発。
金利の戻りはドル円の支援材料。
中央銀行イベント:米CPI後にFOMC、週末に日銀会合。
政策見通しの再評価が起きやすく、ボラティリティ上昇に注意。
為替当局:当局はレベルよりも変動スピードを重視。
急速な円安には警戒感。
トレード戦略
ブレイク追随:日足で157.31を明確に上抜け・引けなら、158.45→160.21/40へ段階的に利食いを設定。
上値余地を意識しつつ、直近安値割れで撤退。
レンジ逆張り:157円台前半で伸び悩みなら戻り売り、ターゲットは156台ミドル〜154.79。
ストップは157.60超えにタイトに。
押し目買い候補:154.79〜153.60の支持帯でスロー・ダウンのサインが出れば拾い、156.50→157.30で分割利食い。
リスク管理:イベント跨ぎはサイズ縮小と逆指値厳守。
急伸・急落にはスリッページを想定し、注文は幅を持たせる。
まとめ
ドル円は「月初レンジのブレイク待ち」。
上は157.31、158.45、160.21/40。
下は154.79、153.60、151.94–152.59。
米金利の持ち直しとイベント前の思惑で上下に振れやすいが、支持帯を維持する限り上向きシナリオは生きる。
スピードに警戒しつつ、レベルではなく値動きの質を見てポジション管理を徹底。