週刊ドル円見通し|ファンダ×戦略

今週の円相場見通し:
年初の米雇用統計が予想以上の強さを示し、米金利・ドルが持ち直し。
10年債利回りは4%台へ戻し、ドル円は年末の急落から反発して145円台を中心にレンジを組み直しています。

今週は木曜の米CPIが最大イベント。
直前のFOMC議事要旨は拙速な利下げ観測をけん制する内容で、米金利が下支えされやすい地合いです。

日本側に政策イベントはなく、祝日明けの東京勢のフローをこなしつつ、米インフレ次第でレンジ上限(〜146円)試しの余地。

反面、CPIが弱ければ米金利低下とともに再び144円台前半へ押し戻されやすい局面も想定。


週間ファンダメンタルズ

米雇用の強さ→金利・ドル反発:年初の雇用統計後、米長期金利は4%超へ上昇し、ドル買いが優勢化。

早期利下げ観測はやや後退。

FOMC議事要旨(1/3公表):インフレ低下進展を認めつつも、過度な緩和期待を抑える慎重姿勢。
年内利下げは示唆されるがタイミングはデータ次第。

今週の主イベント:米CPI(木)。
コアの粘着性が確認されれば金利・ドル上振れ、逆なら巻き戻し。
金曜には米PPIも続く。

日本側材料:今週は主要イベントに乏しい(BOJ会合は今月下旬)。
祝日明けの実需・国内投資家フローが相場の伸び/押しを左右。

相場位置:ドル円は144〜146円にかけての再レンジ化。
東京勢の復帰後、143円台後半まで押される場面もあったが下値は限定的。

トレード戦略

基本方針:イベント待ちのレンジ戦略を軸に、「145円前後での押し目買い/146円近辺での戻り売り」の両面対応。
米CPIまではブレイク期待よりも回転重視。

上値シナリオ:CPIがタカ派的(コア強め)→米金利上振れ→146.20–146.50のスイング高値帯を試す流れ。
上抜けは指標直後のフェイクに注意し、確定足で追随。

下値シナリオ:CPI弱め→144.20–144.50の厚め支持をテスト、割れで143.50周辺までの下押しも。
東京時間のフローでヒゲを作りやすく、引き付けて分割。

リスク管理:イベント時はスリッページ前提でストップは節目の外側に。
サイズは通常より抑え、CPI初動は1~5分の戻り待ちで精度を優先。

まとめ

早期利下げ観測の後退と米雇用の底堅さで、ドル円は144–146円の再レンジへ。
日本側に決定打はなく、今週は米CPIが方向性のカギ。

強ければ146円台上抜けトライ、弱ければ144円台前半へ反落。
ブレイクは指標主導のノイズが多いため、事後の値動き定着を確認してからの追随が有効。

レンジ回転を基本に、イベント後はシナリオを素早く更新したい。