今週の円相場見通し:
米金利の再上昇とドル高で円安圧力が続きやすい。
3月利下げ観測がさらに削られればUSD/JPYは押し目を拾われやすい。
一方で、ソフトデータやインフレ鈍化の再燃があれば利下げ観測の巻き戻し→ドル反落→円買いのリスク。
総じて、短期は上目線もヘッドラインに振れやすい。
FOMCの主要メンバーが「性急な利下げ」に反論。
米金利とドルが上昇し、USD/JPYの上振れリスクが意識される。
7年債利回りは+7.6bp、5年~20年も+10bp超で追随。
ウォラー理事は「インフレ低下が持続的と確信できるまで急いで利下げすべきでない」と発言。
フェドウォッチ上は3月利下げ確率64.2%(前日76.9%から低下)/据え置き34.1%(前日19%から上昇)。
年内の利下げ織り込みは5回→4回へ後退する一方、実際は2~3回が現実的。
依然ドル先物のネットショートが残存し、ショートカバーがドルを押し上げやすい地合い。
主要通貨でニュージーランドドルを除けば、米ドルの金利優位は継続。

週間ファンダメンタルズ
FOMC要人発言:ウォラー理事のタカ寄り発言でドル金利上昇→金利差拡大は円安要因。
ドル堅調が続く公算。
金利・確率の再配分:3月利下げ確率は64.2%へ低下、据え置き確率は上昇。
年内カット回数の想定も縮小方向で、ドル支援。
ポジショニング:ネットショートが残るため、ショートカバーが上値推進力に。
日本サイド:当局の口先介入は常時リスクだが、現時点で政策の大きな変更は見込み薄。
突発ヘッドラインに伴う瞬間的な円高は想定内に。
トレード戦略
基本方針:押し目買い優勢。
米金利の下支えが続く間は、浅い調整での回帰を狙う。
戦術:
指標や要人発言での一時的なドル売り→スパイク安で分割エントリー。
損切りは直近スイング安値の外側に設定(イベント時の滑り対策)。
利確は段階化し、初動の上振れは半分利食い→残りはトレイリング。
無効化条件:インフレや需要が想定外に弱く、3月利下げ観測が再拡大した場合は、強気バイアスを縮小/撤退。
ドローダウン管理を優先。
まとめ
タカ寄り、金利優位、IMMポジション構造がドル・円安バイアスを維持。
短期はUSD/JPYの押し目買いが機能しやすい一方、ソフトデータや突発ヘッドラインでは逆回転が速い。
イベント前後はサイズを抑え、ストップは節目外側に。
シナリオが「利下げ観測再拡大」へ傾くなら、強気継続は無効化し方針を速やかに切り替える。