週刊ドル円見通し|ファンダ×戦略

今週の円相場見通し:
先週は米PCEの結果を受けて「インフレの粘着性」が意識され、米金利は高止まり。

ドル円は150円台を維持して越週しました。
今週はイベントが目白押し――パウエル議長の議会証言(6–7日)、ISM非製造業(5日)、そして米雇用統計(8日)がドル金利とドル円の方向を決めにいきます。

日本側は法人企業統計(4日)など実体面の確認材料はあるものの、政策イベントはまだ先。

ベースは「金利差優位で上目線」ながら、重要イベント前後はヘッドライン一発で値動きが振れやすい地合いです。


週間ファンダメンタルズ

米国サイド
ISM非製造業(5日):サービス価格・雇用の強弱が注目。
強ければフロントエンド利回りを押し上げ、ドルを支援。

パウエル議長 半期議会証言(6–7日):早期利下げ観測にどう距離を置くか。
タカ寄りなら金利・ドルともに底堅く、ハト寄りなら巻き戻し。

米雇用統計(8日):非農業雇用者数・失業率・平均時給の三点セット。
賃金の粘着性が示されれば金利差拡大を意識しやすい一方、弱ければドル売り・利回り低下へ。

日本サイド

法人企業統計(4日):設備投資や利益動向をチェック。
直近の円安が企業収益に与える影響の手掛かりに。

当局の牽制:152円近辺は口先介入に敏感なゾーン。
急伸・無秩序な値動きには警戒感が出やすい。

ドル円は150円台での滞留が続く。
上はイベント待ちの様子見、下は押し目買いが待機する構図。

トレード戦略

基本方針:イベント前はレンジ回転、イベント後は方向追随。
追いかけ買いは短期に徹し、ヘッドラインによる反転に備える。

レンジと水準感

レジスタンス:150.80–151.00、その上は151.50→152.00。
サポート:149.80/149.50/149.00。

深押しなら148.50–148.20に厚めの支持。

シナリオ分岐

タカ寄りコンボ(ISM堅調+議長タカ派+雇用強め):151.00突破→151.50試し。
初動の噴き上げはフェイク化に注意し、確定足で定着確認後に順張り。

ハト寄り/弱データ:149円台へ巻き戻し。
149.50→149.00での下げ止まり確認までは戻り売りが機能。

リスク管理

指標直後の成行は滑り前提。
ストップは節目の外側、エントリー/利確は分割。
議会証言のヘッドラインは短時間に値幅が出やすく、1~5分足の落ち着き待ちを徹底。

まとめ

今週はISM→議会証言→雇用統計のフルコース。

米側に弱さが見えなければ金利差優位で上目線を維持し、151円台トライの余地。

一方、ハト寄りメッセージや雇用の減速が出れば149円台へ調整。
日本側は政策イベント待ちで決定打に乏しく、当局の牽制が上値抑制要因。

レンジは149.50–151.00中心、ブレイクは定着を確認してからの素直な追随が有効です。