今週の円相場見通し:
日銀は据え置き、米国の関税リスクをにらみドル円は戻り売り戦略へ
結論
日銀は3月会合で金利を0.5%に据え置き。
米国の貿易政策の不透明感が据え置き理由に。
日米金利差は依然として円の逆風。
ドル円は150.7・151.65からの戻り売りを検討。

週間ファンダメンタルズ
日銀のスタンスと背景
日銀は3月の会合で翌日物金利を0.5%に据え置きました。
上田総裁は「米国の貿易政策の不透明さ」を理由に挙げ、市場には慎重姿勢が印象づけられています。
その結果、ドル円は150円台をめぐる攻防でボラティリティが高まりました。
一方で、他のG7各国が利下げに傾くなか、日銀はまだ「正常化サイクル継続」を示唆。
インフレ率は総合3.7%、コア3.0%と依然高止まりしており、輸出も+7.3% → +11.4%(2月)へ加速。
さらに、家計の現金支出は1998年以来の速さで進んでいます。
こうした背景からも、追加利上げ観測は根強く残っています。
米国の関税とトランプリスク
米国の関税政策は市場に緊張感を与えています。
表向きは「相互関税」とされていますが、対象国や品目を絞った“選択的関税”が濃厚。
これは日米双方に影響を与える可能性があり、為替市場は慎重に様子を見ています。
さらに、トランプ大統領の突発的な発言リスクは依然大きいです。
4月2日を「アメリカ解放の日」と宣言したり、追加関税を示唆したりと、市場を揺さぶる行動が続いています。
こうした不安定要素がドルの信認を弱め、円買いを後押しする展開もありえます。
金利差と市場の見方

米国債と日本国債の利回り格差は依然として大きく、円を売ってドルを買うキャリートレードが継続しています。
ただし、米国債利回りの低下が続けば、金利差縮小=ドル円の下押し要因となりやすい点は注目です。
トレード戦略
基本戦略:ドル円は150.7・151.65からの戻り売りを狙う。
反発局面を待ってショート構築が有効。
利確ターゲット:148.8 → 148.1
さらに下げれば146.5〜145.0が次の目安。
代替シナリオ:
151.65を明確に突破して定着した場合、ショートを一部手仕舞い。
上昇が続けば152円台を試す可能性もあり、ヘッジ的にロングを検討してもよい。
まとめ
日銀は据え置きで様子見姿勢を続けつつも、インフレや輸出加速で利上げ余地は残る。
米国の関税政策とトランプ大統領の発言が市場を翻弄し、円の安全資産需要を高める可能性。
ドル円は依然として下落リスクを抱えており、150.7・151.65からの戻り売り戦略が有効。
— 今週もイベントリスクに警戒しつつ、反発を待って売り場を探る展開になりそうです。
ではでは。