今週の円相場見通し:
日銀利上げ確率99%、ドル円は160か153かの分岐点
結論
日銀はトランプ大統領就任後の市場反応を注視。
米国の関税政策が日銀の一時停止を長引かせる可能性。
翌日物金利の利上げ確率は99%へ上昇。
ドル円は160円方向に上昇するか、153円まで下落するか分岐点。

週間ファンダメンタルズ
日銀利上げ観測が一気に高まる
12月の日銀会合後は「1月の利上げは難しい」と見られていました。
賃金データ不足やトランプ政権の不透明感、政府からの圧力が理由です。
ところがその後、強いインフレ指標や物価上昇が示され、政府も「政策正常化は必要」との立場に転換。
結果として、利上げ確率は61%から99%へ急上昇しました。
財務相の加藤氏も「賃金・物価に沿った政策運営が必要」と明言し、1月利上げ支持は75%に拡大。
大和証券は0.25%→0.5%利上げを「既定路線」と指摘しています。

トランプ要因と米国リスク
ただし、最大の不確定要素はトランプ大統領の関税政策。
日本は今のところ主要な標的ではありませんが、対米黒字を背景に関税強化の矛先が向く可能性は残っています。
加えて、米雇用統計や債券利回りの動き次第では、日銀が会合直前まで判断を引き延ばす展開もありそうです。
昨年夏にも、日銀がサプライズ利上げを行った直後は円高が進んだものの、最終的には「利上げペースの遅さ」が意識され、再び円売りに傾きました。
今回も同じ構図が繰り返されるリスクがあります。
トレード戦略
基本戦略:
利上げ据え置きなら、短期的に160円方向のロングを狙う展開。
一方で、利上げが決定されればショート優勢に切り替わり、154.5 → 153円がターゲット。
注目ポイント:
154.3・153円でのサポート確認後はショート手仕舞いも視野。
米金利と日銀決定の合わせ技で、大きなボラティリティが出る可能性が高い。
まとめ
日銀の利上げ確率は99%まで上昇。
ただし「利上げを本当に実行するかどうか」はトランプ大統領の就任後の市場反応次第。
ドル円は160円に跳ねるか、153円に沈むか、まさに分岐点。
トレード戦略としては、シナリオごとにロング・ショートを柔軟に切り替えるのが吉。
— 今週は「日銀の最終判断」と「米国の関税政策」で相場が大きく振れる週。
どちらに転んでもチャンスはあるので、しっかりと押し目・戻りを見極めたいですね。
ではでは。