週刊ドル円見通し|ファンダ×戦略

今週の円相場見通し:

先週のUSD/JPYは週初に160.00へ跳ね上がったのち急落。
FOMC後にも大きな下落が入り、広く「日銀の介入」と受け止められた動きで151.95まで下押し。

この151.95は2022年・2023年に上値を止めた節目で、今回はサポートへ転化。
ここを基点に短期で「高値・安値とも切り上げ」の強気シーケンスが再構築されている。

もっとも、強気派の最大の不安要因は当局の不意打ち的な介入で、流れ自体はキャリーの追い風が残る。


週間ファンダメンタルズ

週足のシグナル:先週は前週レンジをすべて包み込む「ベアリッシュ・アウトサイド」を形成。

ただし背景には160.00到達に伴う介入があり、トレンド転換の確証とまでは言い難い。

レート差とキャリー:ロールオーバーは依然としてロング優位。
ドル安が広範に進まない限り、円買いトレンドの持続性は限定的。

介入リスクの所在:155.00は心理・政治両面での要所。
160.00だけでなく、155.00近辺でも牽制が繰り返される可能性は否定できない。

需給の「痛点」:過去2年の大きな反転は介入そのものより「米ドル全体の失速(CPI下振れ→利上げ打ち止め観測)」がトリガー。
現状はその兆候が明確化していない段階。

トレード戦略

基本方針:短期はトレンドフォローの押し目買い優先。
151.95からの反発で4時間足は高値・安値切り上げ。
直近の押し目候補は153.39→152.76の順。

レジスタンス/ブレイク:上側のカギは155.00。
超えれば156.07(直近スイング)を試しやすく、その先は上値の真空地帯が広がりやすい。

サポート・無効化水準:151.95割れで強気バイアスは後退。
さらに下は150.87、心理大台の150.00が次の守り。

リスク管理:最大リスクは当局ヘッドライン(介入/口先)。
急騰・フラッシュ的値動きに備え、ストップはトレンドライン下や直近スイング下にタイト設定。

ポジションサイズはイベント前後で調整。

まとめ

160.00到達→介入観測→急落の流れを経ても、151.95で支えられたことで上昇バイアスは温存。

キャリーの追い風が残る限り、155.00→156.07の上値試しは視野に入る。
一方で、介入リスクは常に背後にあり、151.95割れなら強気シナリオは一旦仕切り直し。

現時点では「押し目買い継続、ヘッドラインには機敏に」のスタンスが妥当。