今週の円相場見通し:トランプ再登場でドル円に不確実性

2024年後半、ドル円相場を語る上で避けて通れないのがトランプ要因です。
9月以前は円高方向への期待もありましたが、トランプ氏の勝利可能性が高まるにつれ、再びドル高・円安のシナリオが前面に出てきました。
日米金融政策の乖離は円高要因のはずだが…
トランプ旋風で円の優位性が剥落
日銀は拙速に動かず、慎重姿勢を維持
ドル円は130円より160円に近い展開を意識
週間ファンダメンタルズ
トランプ氏の返り咲きが現実味を帯び、ドル円は9月安値から11%の上昇を達成。
投機筋は7月以降最大規模の円売りポジションを積み上げてきましたが、トランプ要因が本当に為替に効くのかへの疑念も広がっています。
みずほ証券は日銀が半年ごとに利上げを継続すれば、ドル円は130円まで下落と予測。
野村証券やサクソマーケッツはFRBが利下げを進めれば、ドル円のピークは140円との見方。

一方で米長期金利の急上昇が円高シナリオを押し返し、リスク選好のドル買いを支えています。
米国の財政出動+規制緩和観測は米景気を押し上げ、米債利回りの上昇=ドル高要因となっています。
日銀の12月利上げ確率は44%→53%へ上昇しましたが、同時に日本からの資本流出は経常黒字を上回る規模に拡大。
結果的に、円高材料と円安材料が拮抗しつつも、短期的にはドル高が優勢です。
トレード戦略
ロング戦略
ドル円は一旦156.4/160円という節目に到達し、その後の押し目でロングの積み増しが有効。
押し目買いポイント:154円台〜152円台前半
目標:再び156.4/160円の高値ゾーン
ショート戦略(限定条件)
米雇用やCPIが大幅に弱い場合
日銀が予想以上に早く利上げを示唆する場合
この2点が揃えば、短期ショートも検討可能。
基本方針
少なくとも2024年末まではドル優位の地合いが続く可能性が高い。
2025年以降は円の反転シナリオもあるが、現時点では押し目買い中心で相場に臨むのが妥当です。
まとめ
トランプ要因でドル円は再び円安方向へシフト。
日銀の利上げ観測は残るものの、資本流出が円を弱めている。
2024年はドル高基調の中で押し目買い戦略が優位。
2025〜26年にかけて円が再び主役となる可能性を意識しつつ、当面は156〜160円ゾーンをターゲットに。
— 今週も、冷静にシナリオ分岐を整理しながら立ち回りましょう。ではでは。