週刊ドル円見通し|ファンダ×戦略

今週の円相場見通し:
国債市場安定とインフレ加速で円に追い風。ドル円は145.3からの戻り売り継続

結論

日本の国債市場安定が円を下支え。
東京CPI加速(3.4% → 3.6%)で日銀の利上げ観測が浮上。
貿易戦争が続き、安全資産需要は根強い。
ドル円は145.3からのショートをキープ、状況を見ながら増し玉も検討。


週間ファンダメンタルズ

先週は日本の40年国債入札不調が話題に。
応札倍率が2.92 → 2.21へと低下(2024年7月以来の低水準)、一時的にドル円は146円台に乗せました。

しかし、日本政府と日銀が柔軟な発行条件の調整や買い入れを実施したことで、国債市場は安定。

円は安全資産需要の後押しもあり、再びドル円の下方向を試す展開に。

一方、米国サイドではトランプ政権の関税政策を巡ってニュースが錯綜。
米国貿易裁判所が「関税無効」の判断を下したかと思えば、政権は即座に追加立法を示唆。

さらにトランプ氏が鉄鋼・アルミ関税を25% → 50%に引き上げる可能性を示唆するなど、対立激化=リスク回避ムードを煽る結果となりました。
これは円のサポート要因になります。

東京CPIの上振れ

5月の東京CPIは3.6%(前月3.4%)と上振れ。
これは全国CPIの先行指標として注目され、日銀が利上げを再開する可能性を市場に意識させています。

まだ日銀のトーンは慎重ですが、「インフレを見過ごせない水準」にあることは確かです。

米国の状況

米国は財政懸念から債券利回りが上昇。

Moody’sの格下げもあり、国債市場は荒れ模様。
それでもFRBは「年内追加緩和の可能性」に言及しつつ、マーケットは2025年内に2回の追加緩和を見込んでいます。

結果的にドルは不安定な足取りですが、日本との政策乖離が縮まるシナリオが意識されれば、ドル円は下落基調を再開する余地が大きいと見られます。

トレード戦略

基本戦略:戻り売りをキープ。
145.3から構築したショートは維持し、相場に応じて増し玉も可。

利確ターゲット:144.0 → 143.2 → 142.5

代替シナリオ:
米金利急上昇やリスクオンに振れてドル円が146.5を超え定着した場合は、いったんショートを軽くして様子見。

リスク管理:
関税や中東情勢などヘッドラインリスクで乱高下しやすいため、分割エントリー・分割利確を徹底。

ポジションサイズはイベント前に縮小し、フェイクに振らされないようにしたいところです。

まとめ

日本の国債市場安定+東京CPI加速=円に支援材料。
貿易戦争長期化でリスク回避の円買いも続きやすい。
ドル円は145.3からのショートを維持しつつ、下値を狙うのが今週の基本戦略。

— 今週も無理せず、淡々といきましょう。
ではでは。