週刊ドル円見通し|ファンダ×戦略

今週の円相場見通し:
為替介入観測と資本流入で円高優勢、ドル円147.2からのショート継続へ

結論

為替介入の思惑が市場で再燃。
日本国債利回りが主要国より速いペースで上昇中。
資本流入が円高をサポート。
ドル円は147.2で作ったショートを維持、場合によっては積み増しも可。


週間ファンダメンタルズ

投資家心理に支えられる相場は、一見すると予想困難に見えつつも、流れを読めば筋道が見えてきます。

米株では個人投資家が米国株の38%を保有し、下落局面での買い支え役を果たしてきました。

その結果、S&P500は4月安値から+23%の大幅反発。
景気減速や格下げ懸念、FRBの利下げ見送りにも動じない様子が続いています。

一方で、為替市場では為替介入観測が意識されています。
加藤財務相は、米財務長官ベッセント氏と「為替は市場で決まるべき」「過度な変動は好ましくない」という合意を前提に協議する意向を示しました。

もっとも、市場では「ワシントンは東京に円高を求める」との見方が根強く、過去に米韓交渉でウォンが急騰した事例が引き合いに出されています。

国債利回りの急上昇と資金流入

日本の国債市場では30年債・40年債が過去最高水準に達し、10年債利回りも倍増。

世界の先進国の中でも突出した上昇を示しており、資金流入による円高圧力が顕著になっています。

もっとも、これは石破政権にとっては国債費の負担増につながり、7月選挙を控える中で大きな政治リスク要因にもなっています。

加えて、GDPは1Qで-0.7%縮小。
景気後退リスクと選挙が重なり、政権の支持率低下に拍車をかけています。

米国との交渉

日米貿易交渉では進展が見られず、日本側は自動車関税25%の撤廃要請を継続。
一方で、米国は24%および10%の関税維持を主張。
国家の利益を最優先にする姿勢を崩さない日本に対し、市場は「交渉難航=円高要因」と読み始めています。

トレード戦略

円高圧力が鮮明ななか、ドル円は下落基調を維持しています。

基本戦略:既に構築した147.2からのショートを維持。
資金流入・介入観測が続く限り、戻り売りを断続的に積み増しするのが有効。

利確ターゲット:145.8 → 144.5 → 143.2

リスクシナリオ:
米側が予想外の強い経済指標やタカ派発言を出し、ドル円が148円台を安定突破する場合はショートを軽くして様子見。

その際は「押し目買い」への切り替えも検討。

まとめ

為替介入観測・国債利回り急上昇・資本流入が円高を後押し。
政権は選挙を控え、経済減速と財政リスクが重石に。
ドル円は依然として下方向優位。
147.2ショート継続&戻り売り戦略が有効。

— 今週も無理せず、イベントに振らされないようにいきましょう。
ではでは。