今週の円相場見通し:
今週はビッグイベントが集中。
水曜のFOMC、金曜の米雇用統計(NFP)とISM製造業がドル円の方向を決めにいく。
前週のPCE・企業決算通過後も米金利は高止まり、ドル円は147円台後半を中心とした持ち合いで着地。
日銀は前週に政策据え置きで通過しており、日本側の直近カタリストは限定的。
イベント前は上値・下値ともに走りづらいが、FOMC→NFPの順でボラ拡大が見込みやすい。
ベースシナリオは米金利優位の継続で上目線だが、パウエル会見のトーンと賃金・失業率の組み合わせ次第で一時的な逆流も想定しておきたい。

週間ファンダメンタルズ
FOMC(1/31)
政策金利は据え置き見込み。
市場の関心は「早期利下げ観測」への牽制度合いと、バランスシート・インフレ評価。
タカ寄りなら米フロントエンド利回り上昇→ドル高・円安、ハト寄りなら巻き戻し。
米雇用統計・ISM(2/2)
雇用者数・平均時給・失業率の三点セットで金利の方向感を最終チェック。
労働需給の逼迫と賃金の粘着性が示されれば金利高止まりを後押し。
ISMが50回復に近づけば景気耐性シナリオが強化。
日本側材料
前週の日銀は据え置き。
今週の国内カレンダーは軽く、介入関連のヘッドライン以外に決定打は乏しい。
東京時間の実需とリパトリで一時的に円買いが出ても、米イベントで上書きされやすい地合い。
ポジショニングとボラ
ドル安方向のポジションは年初から軽くなりつつあり、イベントでの上振れに反応しやすい。
短期IVはFOMC/NFPへ向けて上昇し、ブレイクの値幅は拡大しやすい。
トレード戦略
基本方針:イベント前はレンジ回転、イベント後はトレンド追随。
上方向は148.80–149.00のレジスタンス帯、下方向は147.20/146.80の支持で売買判断を明確化。
上値シナリオ
FOMCがタカ寄り、もしくはNFPが堅調なら149.00上抜けトライ。
確定足で定着を確認後、149.70→150.00を段階ターゲット。
利食いは半分ずつ、残玉は直近安値下でトレーリング。
下値シナリオ
パウエル会見がハト寄り、またはNFPが弱ければ147.20→146.80テスト。
割れで146.20までの下押し余地。
急落はひげになりやすく、1~5分足で戻りを待って小刻みに回転。
リスク管理
指標直後の成行追随はスリッページが大きい。
ストップは節目の外側、サイズは通常の7~8割。
ギャップ対策として分割エントリー・分割決済を徹底。
まとめ
日本側の材料は一巡し、今週はFOMC→NFPが主役。
タカ寄りのメッセージと堅調な雇用が揃えば、ドル円は149円台の上抜け余地。
逆にハト寄り・弱い雇用の組み合わせなら147円前後までの押し戻し。
イベント前はレンジ、イベント後は方向を見極めて素直に順張り。
水準は149.00/149.70/150.00と147.20/146.80/146.20を基準に、ヘッドラインのノイズは時間足の確定でふるいにかけたい。