今週の円相場見通し:
米国の圧力と貿易交渉がカギ。ドル円は145を回復できなければ売り目線へ
結論
米財務省が日銀に利上げを要請。
国内ファンダを根拠に「正常化継続」を主張。
日米の貿易交渉は大詰め。
合意できなければ関税は7月から一律25%に引き上げ。
日本経済はリセッションリスク。
1Qは-0.2%と低迷。
戦略:ドル円が145を回復できない場合、ショートで下方向を狙う。

週間ファンダメンタルズ
米国はいつものように他国の政策に口を出しています。
米財務省は「日本は成長とインフレに応じて利上げを続けるべき」と発言。
要は円高を通じて貿易不均衡を是正したいという思惑ですね。
これにより、通貨再評価論が再び意識され、ドル円の上昇は一旦足踏みしました。
ただし、日本経済は盤石ではありません。
1Q実質GDPは-0.2%(速報値-0.7%から上方修正もマイナス)。
内需は底堅いものの、輸出は関税の影響で苦戦しており、テクニカルリセッションのリスクも残ります。
貿易交渉の焦点
日米の交渉は7月がタイムリミット。
合意できなければ、
一律輸入関税25%
自動車25%
鉄鋼・アルミ50%
が課され、日本経済に大きな打撃となります。
米国は「米国内の自動車生産拡大」を条件に関税緩和をちらつかせていますが、日本側にとっては厳しい選択肢です。

日銀と市場の誤解
上田総裁は「0.5%の翌日物金利は適切ではない」と述べ、発言の一部が“追加緩和”と誤解され、ドル円は一時145円を突破しました。
しかし、実際には「不安定時の余力を持たせる」意味での発言であり、すぐに緩和方向へ動くわけではないのです。
各社の見通し
野村証券:9月末にドル円は136へ下落と予測。
三菱UFJ(MUFG):目標は138円。
コンセンサス:3Q末で142円。
円高シナリオをメインに据える見方が多くなっています。
トレード戦略
基本戦略:戻り売り。
ドル円が145円を回復できなければショート継続。
目標値は143.5 → 142。
上振れシナリオ:145円台を維持する場合、147円までの戻り余地はあるが、短命に終わる可能性が高い。
リスク管理:
貿易交渉ヘッドラインや米政権発言で乱高下しやすいので、分割エントリー/分割利確が鉄則。
ストップは直近高値の上にタイトに置くのが安心。
まとめ
米国は日銀に「利上げを続けろ」と圧力。
背景には貿易不均衡是正狙い。
日本はリセッションリスク+関税リスクで内外から板挟み。
ドル円は145円を維持できるかが分岐点。
割れれば売り継続で142円方向を狙う。
— 今週も冷静に、イベントドリブンに振らされずいきましょう。
ではでは。