今週の円相場見通し:
今週の経済カレンダーは極めて静か。
目立つ米重要指標がなく、米金融当局者の発言が相場の手掛かりになりやすい。
データ依存のFRBに新材料がない以上、「高金利長期化」のメッセージは維持されやすく、米金利の上昇が続くならUSD/JPYは上方向のリスクが意識される。
リスク選好が崩れなければ、押し目は拾われやすい地合い。
週間ファンダメンタルズ
FRB見通し:利下げを議論するには時期尚早とのスタンスが基本線。
直近のインフレ・小売の結果で緩んだ金利低下観測は巻き戻され、米債利回りは持ち直し。
トップティア指標が乏しい週は要人発言の市場影響が増幅。
語調がタカ派寄りならドル堅調の支えに。
需給・相関:USD/JPYは米金利との正の相関が強まりやすい局面。
金利期待が上向く間は円安圧力が残る。
介入リスク:日本の政策当局から足元で強い牽制は見られず、ファンダメンタルズに説明のつかない急騰がない限り、当局の介入リスクは限定的。
トレード戦略
基本方針:短期は「ドル押し目買い」に回帰。
米2年債先物の上抜けシグナルはフェイクに終わり、利回りの戻りがドルをサポート。
テクニカル:USD/JPYは4月の160台から続く下降トレンド抵抗を試す展開。
4時間足でMACDは下からのゴールデンクロス、RSIも下降トレンド突破を試し、下押しモメンタムの減速を示唆。
エントリーと目線:下降トレンド上抜けでブレイク買い。
損切りはトレンドライン下に設定。
初動の上値目途は155.95、そこを超えれば5月14日の高値156.80、その先はチャート上の抵抗が薄く158近辺まで視野。
リスク管理:要人発言のヘッドラインやリスクオフ化で巻き戻しが出る可能性。
ブレイク失敗・トレンドライン復帰なら一旦は強気バイアスを弱め、再びレンジ内での押し目精査へ。
まとめ
新たなデータがない限り、FRBの「高金利長期化」ストーリーは維持され、米金利の底堅さがUSD/JPYの上値リスクにつながる。
テクニカルも下落圧力の鈍化を示唆しており、トレンド抵抗の明確ブレイクなら155.95→156.80→158と上値を段階的に追う展開を想定。
介入リスクは現状限定的で、基本シナリオは押し目買い継続。