今週の円相場見通し:
先週は米CPI(2/13)と米PPI(2/16)がそろって強めの結果となり、早期利下げ観測が後退。
米金利の底堅さを受けてドル円は一時150円台に乗せ、心理的節目を巡る攻防に入った。
日本側では、150円突破に際し政府・当局が「急速・投機的な動き」への牽制を再表明したが、現状は段階的な円安でボラティリティも抑制的。
介入観測は意識されるものの、金利差の構図が優勢というのが今の地合いだ。

週間ファンダメンタルズ
米インフレ指標の示唆
1月CPIは総合+0.3%、コア+0.4%。
インフレの減速テンポにブレーキがかかった形で、フロントエンド利回りの低下余地を狭めた。
続く1月PPIも+0.3%で上振れ、年央までの利下げ観測をやや後ずれさせ、ドルをサポート。
円が150円を割り込んでは戻す攻防の中、財務省・当局は「急速・投機的な円安」への警戒を再表明。
ただし特定水準を明言せず、過度なボラが出ない限りは口先中心の構え。
相場の位置関係
2/16時点の市場実勢は150.2前後。
節目を挟んだ滞留が続き、上はヘッドライン敏感、下は押し目買いが待機する構図。
トレード戦略
基本方針:押し目買い優勢、ヘッドラインには機敏に
米インフレの粘着性が確認されたことで、金利差ドリブンのドル高・円安が維持されやすい。
もっとも150台は当局牽制が効きやすく、追随は短期勝負で。
レンジと水準感
上値は150.50→151.00が当面の抵抗帯。
下値は149.50/149.00に初層のサポート。
イベントが薄い局面は149円台後半の押し目拾い、ヘッドラインで噴いたら150.50手前で段階利食いを基本に。
無効化シナリオ
米データの失速や要人のハト寄り発言で149.00を明確割れなら、強気バイアスをいったん縮小し148.50–148.20の厚い支持帯を再評価。
ヘッドラインは瞬間的に数十pips動き得る。
ストップは節目の外側、指標・ヘッドライン直後の成行追随は避け、1〜5分足の落ち着きを待ってからの回転を徹底。
まとめ
CPI/PPIの上振れ→利下げ後ずれで、今週もドル円は金利差優位の上目線が基本。
もっとも150台は当局牽制がにらみを利かせるゾーンで、上は短期・利確優先、下は149円台の押し目拾いが機能しやすい。
日本側の決定打は乏しく、相場は米サイドの材料待ち。
ヘッドライン起因のフェイクに注意しつつ、レンジ上限・下限での機動的な回転を意識したい。





